LoopAZoid (Free.VSTi)
超有名なフリードラムサンプラー。
ドラムサンプラーとは何かというと、ドラム単発の取り込み・再生に特化したサンプラーです。
このLoopAZoidは、NIの人気ドラムサンプラーBatteryのエンジンの基にもなっていたりします。

サンプルを読み込めるパッドが48とたんまりあり、それぞれでゲイン・パンが設定出来ます。
4ステレオマルチアウトに対応している他、ミュートグループも3つ用意されています。
ミュートグループとは「グループに設定されているものは重なって鳴らない」という設定を行う機能で、例えばクローズドハイハットが鳴っているのと同時にオープンハイハットが鳴らないようなセッティングにすることが可能になります。
この辺り、ドラムサンプラーとしてはありがたいですよね。
もちろんパッドごとにアサインする鍵盤も自由に決められるので、ドラムをGM配列風に並べたり、自分の使いやすいようにカスタマイズすることも出来ます。

音質も素直で良い感じなのですが、サンプルのピッチが弄れないのは個人的にちょっと惜しかったなと思います。
細かい音色エディットまで用意しろとは言いませんがピッチが変えられるだけで随分違いますからね。

ちなみに、このLoopAZoidではサンプルをパッドにアサインする際「目的のパッドをクリック→右下のフォルダマークをクリックしてエクスプローラを立ち上げる」という方式が基本ですが
パッド上で[ctrl]+クリックでも同様にエクスプローラを立ち上げることが出来ます。
このほうが早いし、自分が今どのパッドで作業をしているのかを見失いにくくていいですよね。
このエクスプローラでロードの際に試聴が出来ればなおよしでしたが、まぁ、そこまで求めてはバチがあたります(笑)

サンプルを読み込んでそれぞれゲインなどを調節したならば、それをドラムキットとして保存することも出来るので、くり返し使うのにも便利。
軽い・音が良い・使いやすいと三拍子揃った優良品です。今更ですがオススメ。

ちなみにこちらのサイトで使用法など詳しく解説されていて、とても役に立ちます。