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Pantheongui_1
Lexicon Pantheon

ハードウェアのエフェクターで有名なLexicon社謹製のリバーブプラグイン。
SONARシリーズにVer.3から付属しています。
SONARのPEではフル・バージョンとサラウンド対応バージョンがバンドルされ、SEではLEバージョンが付属。
多くのインパクトのあるプラグインが入ってるSONARの中でも、このプラグインが気になるって人結構いるんじゃないでしょうか。

で、いきなり感想ですが、このリバーブは最高ですね。
すごく自然でなめらかな響きと透明感。
暗いとか明るいとかシャリシャリしてるというような特定の癖はなく、とても気持ちの良い利き方をします。
とにかくキレイで透明感のあるサウンドなので、どんなジャンルにも使えると思います。
複数パートにかけてミックスしても下世話な感じは全くなく、それでいて気持ち良く残響が入り楽器の響きが豊かになるのは絶妙ですね。
楽器そのもののフレーズがとても活きてくるリバーブという印象です。

エディットのために用意されたパラメーターは過不足ない感じで
多数用意されているプリセットはどれも秀逸ですぐにそのまま使えそうなものばかりです。
CPU負荷も低く、音にも癖がなく、本当にどんな場面でも使える素晴らしいプラグインだと思いました。

最近は実際の残響を収録したリアリティが売りのいわゆる「インパルス・レスポンス」タイプのリバーブが流行っていますが、このPantheonはそれに該当しません。
リアリティ(実際の音場の再現)という面ではIRタイプに秀でた面があるかもしれませんが、それがそのままIRタイプがリバーブエフェクトとして優秀ということには繋がりません。
その辺のことについて、公式のHPにとても納得出来る解説文があったので引用させていただきます。

このように、忠実にホールや部屋の残響音を再現することが、音に現実感を与える最も良い方法だと考える人もいるかもしれませんが、実際にはそうとばかりは言えません。
それは、実際に存在する空間の残響音そのものに、ある種の「妥協」が存在しているからです。
たとえば、小さい部屋や小規模のライブ・ハウスなどでは、音が混ざり合ったり、音に距離感を与える傾向にありますが、同時に音をこもらせ、混沌とした印象も与えるため、音色が変化したり、濁ったように聞こえてしまうことがあります。
また、ホールなどの大きい空間では、全体に広がりを与えますが、しばしば音がクリアに聞こえすぎで、必要以上に音の存在感や孤立感を聞き手に与えてしまうこともあります。

http://www.cakewalk.jp/DXPlugins/Pantheon/

まぁ、僕はこれは当然その通りだと思うわけなんですが、リアルなホールの響きなどを再現したい場面というのは多々あるものの
ホールやライブハウスはエフェクターではありません。
つまり音響のためだけに生み出されたシステムではないわけですから、それを再現するのが必ずしも音楽的に良い残響に繋がるとは限りません。
「リアル=良い」かどうかは、場面次第ということです。
そういう意味ではPantheonはパラメーターを操りながらその場面にマッチする美しい残響を作り出すのに非常に使いやすいエフェクターだと思います。
別にこれはPantheonの残響がリアリティを無視しているという意味でもありません。
解説文はこう続けられています(公式に飛んで最初から読むことをオススメしますが)

Lexiconは、物理的な側面と人間の聴覚や神経学の側面との双方から、反響エネルギーのパターンがいかにして距離感や広がりある空間の印象を生み出すかを研究し、妥協のない、クリアな「現実感」を導き出す方法を発見するに至りました。

IRのリアルさも素晴らしいですが、やはりこのLexiconのリバーブエフェクトに対する考え方がひとつの理想なのではないでしょうか。
そうしてこのLexicon Pantheon Reverbが開発されたと書かれていますが、これは決して大袈裟な書き方ではないと思います。
物理的な現実感と聴覚的な気持ちの良さを高い次元でクリアしたこのLexicon Pantheon。かなり気に入りました。バリバリ使っていこうと思います。

●サンプルソング(サンプラによるピアノ演奏、最初ドライな音で途中からWet Mixが上がっていきます)




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