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TriangleII    (Free.VSTi/DXi)
鋭く鮮烈な出音でプロの間でも人気が高く今度Cakewalkからパッケージ販売されることになったz3ta+、軽快にサウンドフォントを扱えるフリーウェアのsfzなどでお馴染みのrgc:audioのフリーVAシンセ。
VSTi、DXiの他スタンドアロンにも対応しています。
見た目は同じくrgc:audioのPentagon Iとマナカナもびっくりであろうぐらい似ていて、おそらく日常的にPentagon Iを使っている人でも寝起きに見たらどっちかわからないのではないかと。
微妙な前置きはいいとして、レビューいきます。


このTriangleIIは、まぁ特に変わったコンセプトに基づいて作られているわけでもなく、あえて言うならシンプルなモノシンセなのですが、もっと話題に上がってもいいのでは?と思うくらいの質の良さがあります。
z3ta+で定評があるというのもうなずけるような強力でしっかりとした出音を持っていて、しかも各部の完成度も高い。
インターフェースは結構地味な上ツマミがズラッと並んでしまっているのですっきり感はありませんし見やすいとも言いずらいですが、無駄なスペースをとっていませんし操作方法で悩むことはないので、合理性という意味ではそう悪くはありません。
2オシレーターにサブオシレーター・ノイズジェネレーターがあり、フィルター(マルチモード)&EGにピッチEG、アンプEG。
さらにピッチ・フィルター・アンプそれぞれにLFOがあります。
ボンボンボンと3つLFOが置かれてしまっているのであまりスマートとは言えませんが、音作りでは強力ですね。
さらにコーラス・ディレイ・リバーブも。
基本機能はとても充実しています。

プリセットにはいきなりベースが26種入っていて、すぐにでも曲に使えそうなクオリティ。
やはりモノシンセというとリード・ベースなんでしょうね。Moog系の厚みのあるベースなどかなり気に入りました。
出音の印象は全体的にアナログっぽい感じで、太く暖かみもあります。
LFOとエフェクトも複数あるので、SFXも面白いです。
オシレーターで選べる波形にはいくつか種類があり、2オシレーター間でのシンクだったり、DRIVEエフェクトもあり多彩な音が出せます。
私は特にHard DriveとDecimatorエフェクトが気に入っていて、音が歪んでワイルドになったりで音作りの幅がかなり広がります。
あと、エフェクトを使わずともアタック感がしっかりしている(要するに音の立ち上がりが速い)のでオケ中でも音の印象がしっかり出せて、実戦に耐えうるシンセだと感じました。

もちろんベースだけでなくリード等色々イケますが、デジタルシンセ的な無機質で繊細なテイストよりもアナログシンセのような有機的なサウンドが欲しい場面に向いていると思います。
シングルティンバーでモノフォニックということもあり、これ1台でほとんどのパートをまかなえて便利というタイプの音源ではありませんが、一撃の威力とでも言いましょうか、1音の説得力に関してはそこらのシェアウェアを凌駕しているのではないかと。
ポルタメントも非常に滑らかで、ただの同時発音数1ではなくしっかりとした狙いの上にあるモノシンセだと言えます。

●サンプルソング(ドラム以外TriangleII、エフェクトは基本的に内蔵のもの)

フリーウェアながらしっかりとした狙いと完成度があるこのTriangleII。
アナログシンセの基本をわかっていれば扱いも難しくありませんし、太くて鮮烈な出音が欲しい時にはとても強力なシンセです。
負荷は、内蔵エフェクトをONにするとそこそこといった感じ。

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