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Unifyer2    (Free.VSTi)
シェアウェアプラグインなども配布しているAngular MomentumのフリーVSTi。
ダウンロードにはオンライン登録(無料)が必要です。
インターフェースを見ると、なんともあか抜けていて(?)カッコイィですね。
シェアウェアも配布している開発元であることやこのGUI、「音の太いモノシンセ」などの評判から個人的にすごく期待してインストール(私はGUIの凝っているものはなんとなく”大きなプロジェクトなんだ”と判断しています)。

早速鳴らしてみますが…これが太い音なのか、というのが第一印象。
私の思う「太い音」とは結構タイプが違ったので最初はあまり好きではないと思いました。
良いとか悪いとかいうより私の音の傾向(好み)に合わなかったということです。

しかしせっかく登録までしてインストールしたのだからと改めてスペック等確認しながら色々試してみます。
まずUnifyer2は、オシレーターで波形を60種類以上の中から選べます。それを8ボイスまでユニゾン出来るものが2基。
アンプやマルチモードフィルターもオシレーターごとに用意されていてその辺りインターフェースでも流れがつかみやすく、良く出来ていると思います。
テンポシンクなど柔軟なLFOも2基。そしてステップシーケンサー・アルペジエーター。
アナログシンセとしてオシレーター波形60種類は、それだけ単純に聞くと「多いなおい!」ってな感じですが、実際にはさほど多彩な音という印象はありません。
というのも、どの波形もキャラクターがわりと似ているんです。しかも波形段階ですでにフィルタリングされているような音なので「原料」として相応しいかは個人的には微妙だと思います。
倍音加算も無いですし、波形の種類が多いからといって守備範囲が広いというタイプではないと思われます。

ステップシーケンサーは、ある意味目玉機能と言えるかもしれません。
マウスのドラッグでグラフィカルに描ける上、様々なパラメーターに適用出来るので非常に面白い音作りが可能。
LFOも併用出来ますから時間軸上で豊かに音色変化するシンセサウンドが楽しめるというわけです。
そんな風に凝った音作りをしていくと、フィルターとは別に最終出力で少しサウンドを調整したくなったりしますが、そこはキッチリと3バンドEQが用意されていてかゆいところに手が届く仕様。
この辺りの完成度は素晴らしいと言えます。

というわけで私見でまとめると、とりあえずこのUnifyer2は、縦(倍音成分)を操るのに長けたシンセというよりも横(時間軸上の音色変化)を楽しませてくれるシンセという感じ。
出音のほうも、攻撃的で強力な印象はあるのでジャンルにハマれば活躍出来そうです。


何故かなかなか馴染めなかったこのUnifyer2ですが、「ただ”使えない”と捨てずに自分なりの使い方を探してユーザーの視点で感想を書く」というこのレビューのモットーに基づき多少意地でいつものようにサンプルソングを制作(笑)
●KuroオリジナルUnifyer2サンプルソング
ドラム以外全てUnifyer2で、ドラムはUnifyer2と同じAngularからのサウンドフォントとループ素材を使用。
ドラムループなど大変充実していてシンセと共にこちらもすごいです。
今回のサンプルソングはインサート&マスターでかなりコンプ処理して音圧を出しているので、素でどこまで音圧が出るかは未知数。


さて、8×2=16ボイスユニゾンで攻撃的な音が生み出せるこのUnifyer2、ステップシーケンサーも手伝ってトランス系クリエーターにとっては即戦力かもしれません。
むしろステップシーケンサー等を無視して普通のリード・ベースに使っても、しっかりとした働きが出来そう。
ただ負荷はそこそこ高いので、いくつも立ち上げて使うにはしっかりしたPCスペックが必要になりそうです。

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