Unknown synth 4 (Free.VSTi)
何か良いフリーのシンセはないものかとネット世界をブラブラしているとコレに出会いました。
まず惚れたのがその清潔感のあるGUI。
音を出す為のものに対して見た目から入るのもどうかと思われる方もいるかもしれませんが見た目も大事だと私は思います。実際フリーのVSTiなんていくらでもあるのでデモ曲でもなければ見た目で絞っていかないとキリがありません(笑)

で、まぁその配色等もreFX社のVANGUARDを模しているフシがあるようです。
トランス系かな、とか思いながら早速立ち上げて鳴らしてみると、なかなかに鮮烈な出音!
なんというかこう、活きの良さを感じます。
華やかな要素があって、これは何かに使いたいと思わせてくれます。
飛び道具的な印象も多少ありますが十分音楽的に使えます。
なんにしろ出音に特徴があるのは良い事ですね。

そんなわけでしばらくいじってみたのですが、私には結構扱いが難しいシンセです(汗)
見た目ですぐにわかるように、オシレーターで波形を選んでフィルターで削って…という伝統的な減算式シンセシスの構造のようですが、各ツマミの利きを感覚で捉えられず、結局よくわかっていません(それでいいのか)。
とりあえずこのシンセの、最大のと言っていいかわかりませんが大きな特徴はパネル下部にあるステップシーケンサーを使用してのリズミックなパフォーマンスにあるようです。
ディレイも装備されているので組み合わせると、ワンノートでかなりカッコイイシーケンスフレーズを奏でてくれます。
あまり素直なリードやベースに使おうとせず、オケに勢いと華やかさを加えたい場面でここぞとシーケンスをやらせたほうがいいのかもしれません。

結構帯域が広がってしまうので、シンプルなリードなんかには使いにくいと思います。
肝心のフィルターもあまり利きが良くないように感じるので、インサーションで別にフィルタープラグインを立ち上げて音作りをしてもいいかもしれません。
 今のところの感想は、「これ一台で全パートいけちゃう!」というタイプではなく、オイシイところで登場して曲に勢いを与えるシンセ、という感じです。
下手な例えをするならばお米というよりおかず。

一応、何かの参考になるかもしれないので苦闘の記録を曲としてアップしておきます(笑)
→Unknown synth song (リズムパートはDrumatic3、エフェクトはリバーブとコンプのみ)
ちなみに負荷はそこそこあります。

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