2.基本!オシレーター!波形! 次にオシレーターについて触れましょう。 これは基本中の基本ですので知らない人は要チェック。(ここからは本格的にシンセサイザーのお勉強) 「オシレーター」というものは、音の発信源のことです。 DreamStationにはオシレーターが3つ用意されており、それぞれで波形を選択することが出来ます。 …波形?とは?って話になりますよね。 ここで波形についてアレコレ言ってもしょうがないので、「音そのもの」と考えてもらって結構です。 その1で鳴らしたサイン波等いくつかの波形が用意されていて、それを画面クリックで選択します。 DreamStationはじめほとんどのシンセサイザーでは、オシレーターで波形を選びそれに様々な加工を施すことで音作りをします。というか私が出会ったシンセは全てそうだったと思います。 例えば、DreamStationからこのオシレーターを取り去った場合、音が鳴らなくなります。 音色を作るための一番最初の素材、すなわちこれが「元」なわけです。 文章だけでは難しくなりがちなので実際に使ってみましょう。 まずパネル上にある[CLR]ボタンを押しパラメーターをリセットします。 この状態では3つのオシレーターのうちパネル左上にあるオシレーター1だけが働いて、サイン波が選択されています。 まぁ、今は「へぇ、そうなのか」で大丈夫。こんなの義務教育でも習ってないですから。すぐに吸収出来るほうが特殊です。 波形を体感するには聞くしかないので、早速画面上の波みたいなやつとか三角みたいなやつとか四角みたいな絵が書かれたボタンをクリックして選択してみます(赤く点灯しているのが選択状態)。 変えてみると、音が変わりますよね。当然ですが。 ノイズ波形というのもあります。 アナタはこの時点でDreamStationの音作りの第一歩である「オシレーターで波形を選択」をすでにクリアしていると言えます。 基本はプリセット音色を選んで使う使用法だとしても、オシレーターの波形を変えてみるだけでも音がかなり変わりますし立派なシンセサイズ(音作り)です。 そして、別にオシレーターは1つだけ使うんでも全然構わないのですが、何の為に複数あるのかというと、いくつも重ねて厚い音を作ったりするためにあるのですから、是非使いましょう(かといってオシレーターをいくつも使ったほうが良い音になるというわけではありません、ご注意を)。 OSCILLATOR2と書いてあるところの右上の[OFF]をクリックし、ONにします。 この時点でオシレーターが2つ稼動。 オシレーターそれぞれに波形を割り当てられるので、1と2でサイン波とノイズ波を選べばふたつがミックスされた音が出て来ます。シンセサイザーっぽい話になってきました。 DreamStationにはさらにもうひとつオシレーターがあるのでそれも同時に使用可能です。 シンセサイザーはオシレーターというものが音の発信源で、DreamStationではそこで鳴らす波形をいくつか選択出来るということが理解出来ましたでしょうか? そこがわかればシンセの第一歩、オシレーターの基本はOKです。お疲れ様でした。 |
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