5.そろそろ上級編!?もうひとつのオシレーターL・F・O! はい、ちょっと派手なタイトルにしてみました。 テレビ番組じゃないんだからそんなに頑張ってツカミを作る必要もないんですが。 早く本題に入れって? わかりました。 LFOというものについてやっていきたいと思います。DreamStationのこの部分に用意されている機能です まずはLFOとはなんなのかということを説明しなければなりません。 多少直感的なトコロから遠ざかっての小難しい話になるかもしれませんが、LFOを学びたいのであれば結果的に遠回りにはならないでしょうしLFOは今後シンセをさらに使っていきたいのであれば必須事項かと思われます。 とはいっても構えず最初はなんとなくで読んでみてください。 LFOとはLowFrequencyOscillatorの略で、非常に低い周波数で発音するオシレーターです。 オシレーターはすでにご存知の通り、音の発信源。 ではこのLFOも音を出すのか、というと、もちろん間違いではないのですがとりあえずそうは考えないほうがよいでしょう。 簡単に言うと、LFOは音に周期的な変化を与えるのに使用されます。 シンセのパラメーターの何かを対象に取り、周期的変化を与えます。 例えばオシレーターにLFOをかけると、ピッチがLFOの波形に沿って変化していきます。 またその変化は周期的。周期的なピッチ変化といえば、わかるかもしれませんが、ビブラートなんかに使われたりします。 またフィルターのcutoffなどにもかけることが可能。 とりあえずはLFOは「音を出すもの」というよりも「音に周期的な変化を与えるもの」と考えておいたほうがわかりやすいでしょう。ただ、これもオシレーターだということは覚えておいてください。 正直、ここまでの解説ではよくわからないと思います。 おそらく使用例から探っていくのが早いですね。 なので実際にOSCILLATOR1に対してLFOをかけ、ピッチを変化させてみました。 どう変化するのかというと、LFOで選択可能な波形に従うわけであり、ここで今までよりずっと波形が「波」だということがわかると思います。 ●普通に1小節のサイン波→LFO(サイン波)→LFO(鋸波)→LFO(ノイズ波)のサンプル なんとなくわかりましたでしょうか? こうやってビブラートのようにピッチを変化させる技はLFOのよくある使用例です。 他にもフィルターのカットオフを変化させてシンセ的な音色変化を出すのも常套手段。 ●LFO(サイン波)でカットオフを変化させたパッド音色のサンプル DreamStationではLFOの選択先にOscillator1/2、Filter cutoff、PWM(PWMの内容についてはここでは省略)があります。 エディットのツマミに関してはふたつあり、depthとrateです。 このふたつの意味は簡単で、depthはLFOがどのくらい深くかかるのかを決定し、rateはかかる周期の速度を決定します。 LFOに関しては、意味がわかってくれば使うのは難しくないと思います。 逆に、意味がわかっていないと使いようがないはずですが。 ちなみに、先程ビブラートというのを使用用途として挙げましたが、DreamStationには別にVIBRATOという機能があるのでビブラートにはそれを使うのがよいと思います。 LFOに限らずですが、プリセット音色を呼び出してみて、鳴らしながらパラメーターがどういうセッティングになっているかを見ていくのも良い学習法ですね。 こんなこと書いてるとなんか塾講師みたいだ。いや別に塾なんかロクに行ったことありませんが。 |
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