6.様々な細かい機能まとめてドン さて、ここまででシンセの基本的な部分については大体触れましたが、DreamStationには多彩な音を生み出す為にまだ色々な機能が用意されています。 シンセの基礎がわかってきたここら辺でそれらを一気にやってしまいたいと思います。 具体的にはDreamStationのパネルの下部に出て来るアレコレ。 まずはUSERENVELOPE。 これは簡単で、オマケのADSRという考えでOKです。 アンプとフィルターにはすでにADSRがありますが、さらに何かにADSRを使ったエンベロープを加えたいという場合にこいつを使ってやりましょう。 かける対象は6つから選択可能です。 ADSRに関してはアンプの解説を参照してください。 その横にあるVIBRATO、これも難しいことは考えないでください。 DreamStationの発音にビブラートをつけてやろうというセクション。 delayがビブラートがかかり始めるまでの時間を設定。 depthがビブラートの深さを設定。 rateがビブラートの揺れの速さを設定。 Depthとrateに関してはLFOと同じような感じで扱ってよいでしょう。 私はdelayとrateが時々わからなくなりますがDreamStationはなんとなく配置が良く、混同せずに済みます。VIBRATOはDreamStationでお気に入りの部分。 その横、MISC。 これとかは本当にシンセへの彩りとでも言いますか、音作りでは装飾的な要素に入ってくると思われるパラメーター群。 適当に流すだけだったらヘルプと変わらないので少しだけ丁寧に解説すると、 ・porta ポルタメントの略。これをかけていくとひとつ前の音の高さからなだらかに変化するようになり、非常にアナログシンセ的な効果が出ます。 正規の音程に到達するまでの時間が長すぎると音痴に聞こえますが、機械的な演奏にも表情が付きますしメロディーパートなどにオススメ。 ・keyoff 受信したMIDIノート情報に関わらず一定の時間で発音を止める機能らしいです。 らしいってなんだよと思われるかもしれませんが全然使ったことないので。 ドラム音色など、音の長さが一定である音色に向いているようです。 ・dist なんか赤字で入っていて危険な匂いがします。 といってもいわゆるディストーションエフェクト。ギターなんかを歪ませるやつです。 ただ個人的にそれほど過激な歪みという感じはしないので、ちょっと音色の倍音を変えるツマミという感じで扱えばよいと思います。 で一番右下がOUTPUT。 まぁここはもう音作りとはひとつ離れたとも考えられる場所で、レベルやパンなど最終的に音をどう出力するかの設定をします。 tuneはDreamStationの音全体のチューンをコントロール。 polyphonyは最大同時発音数が設定出来ます。和音を鳴らさないパートなんかではこの数値を絞っておくと、CPU節約になります。 というわけでざっとやってみました。 1回読んで全て頭に入ることもないと思うのでとりあえずなんとなくで覚えておいて、後で「あれこのツマミなんだっけ」となった時にでもまた参照してもらえればと思います。 |
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